AIG:グリーンバーグ元CEOと和解-1.5億ドル支払いも

米保険会社アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)は、モーリス・グリーンバーグ元最 高経営責任者(CEO、84)とすべての法的問題の和解で合意した。 米政府から支援を受けて再建中の同社は、裁判費用として最高1億 5000万ドル(約131億円)を支払う可能性がある。

AIGが25日に監督当局への届け出で明らかにしたところによ ると、グリーンバーグ氏とハワード・スミス元最高財務責任者(CF O)への法的費用の支払額は第三者が決定する。

かつて保険世界最大手だったAIGは、グリーンバーグ氏を実質 更迭した2005年3月以降、同氏との間でさまざまな問題を法廷で争 っている。ロバート・ベンモシュ現CEOは届け出で「長期に及んだ 係争問題の解決によって、大きな障害やコストが取り除かれ、AIG は公的資金の返済や会社再建に向けて一段と集中できるだろう」と語 った。

合意の一環で、グリーンバーグ氏は自伝執筆を目的に過去の資料 を手に入れることが可能となる。法的費用の検証はレイン・R・フィ リップス氏が担当する。

ニューヨーク州のスピッツァー司法長官は05年に、監督当局や 投資家を欺いたとして、グリーンバーグ氏とスミス氏を提訴。訴えの 一部は翌年に取り下げられたが、AIGはその後に決算を修正し、同 司法長官含む当局者との和解で16億4000万ドルの支払いに合意。06 年7月に裁判所に提出された資料で、グリーンバーグ氏は05年の決算 修正は自身の辞任を余儀なくさせるためのもので、不要だったと主張 するなど、同氏をめぐってAIGはさまざまな係争問題を抱えていた。

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