欧州株:上昇、米経済統計を好感-コンパス、ビベンディ高い

欧州株式相場は上昇。アラブ 首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系投資持ち株会社ドバ イ・ワールドが全債務について支払い繰り延べを求めたことが嫌気 されたが、市場参加者は米週間失業保険申請件数が予想以上に減少 したほか、米新築住宅販売が予想以上だったことを好感し、株式に 買いを入れた。

配膳サービス大手の英コンパス・グループが上昇。同社の通期 業績がアナリスト予想を上回ったのが買い材料だった。仏メディア 大手ビベンディも上昇。エグザンBNPパリバが同社の株式投資判 断を引き上げたのがきっかけ。コンサルタントの英WSアトキンス も上昇。下期(10-3月)業績に「自信」をみせたのが好感され た。

ダウ欧州600指数は前日比0.4%高の247.96で終了。今年3 月9日以降では57%値を戻した。この日ドバイ政府がドバイ・ワー ルドは債権者に対して債務支払い繰り延べを求める意向であること を明らかにした。これが嫌気され、一時は1%安まで売り込まれた が、その後反発した。

アクサ・インベストメント・マネジャーズ(パリ)の投資戦略 副ディレクター、フランツ・ウェンツェル氏は、「マクロ環境は確 実に改善している。国内総生産(GDP)も引き続き拡大し、中央 銀行もかなり緩和的な姿勢だ。多くの投資家が株式購入に消極的な ので、手持ち資金が残っている」と語る。

米失業保険申請件数と新築住宅

米労働省が発表した21日に終わった1週間の新規失業保険申 請件数(季節調整済み)は46万6000件と、前週の50万1000件(速 報値50万5000件)から3万5000人減少。2008年9月以来の低水 準となった。

米商務省が発表した10月の新築一戸建て住宅販売(季節調整 済み、年率)は前月比6.2%増の43万戸と、2008年9月以来の高 水準を記録した。米政府が実施している住宅購入者向け税優遇措置 の終了期限を前に駆け込み需要が拡大した。

コンパスは6.3%高。9月末で終了した同社の通期純利益は5 億8600万ポンドと、前年同期の4億4300万ポンドから増加した。 ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は5億2600万ポンドだ った。

ビベンディは4.2%上昇。エグザンは同社の株式投資判断を「ア ンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

アトキンスは8.2%の急伸。ダウ欧州600指数銘柄の中で値上 がり率最大だった。