フォードやプジョーはオペル存続で打撃-独コンチネンタル元CEO

欧州2位のタイヤメーカー、 ドイツのコンチネンタルのマンフレット・ウェネマー元最高経営 責任者(CEO)は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(G M)のドイツ子会社オペルを支えようとする試みが、同地域で健 闘している自動車メーカーの痛手となる可能性が高いと指摘し た。

オペルを監視する独政府のオペルトラストのメンバーだった ウェネマー氏(62)は、同社への支援策が裏目に出るだろうと 語った。時代遅れの工場閉鎖が先送りされ、独フォルクスワーゲ ン(VW)や仏PSAプジョー・シトロエンなど同業他社が負担 を抱えていることが理由だという。

同氏は23日、フランクフルトにあるブルームバーグのオフ ィスで、「現在オペルが何の再建策を行っていなくても、他社は リストラをしなければならない。われわれのやっているのはVW や米フォード・モーター、プジョーの弱体化だ。これらの企業は すべて、生産能力を減らす必要がある。リストラの費用を払わな ければならない」と語った。

経験豊富な数学者でもある同氏は、需要に生産を合わせるた めに、欧州の自動車産業の労働者を約25%削減すべきだと見積 もっている。ドイツ政府による50億ユーロ(約6620億円)の 新車買い替え奨励策などで小型車の販売が押し上げられたため、 欧州の自動車メーカーも必要な改革案を先延ばししている。

ウェネマー氏は今年9月、オペル支援で拠出する45億ユー ロを納税者が取り戻せるチャンスはほとんどないとして、総選挙 の数日前にメルケル首相に逆らい、ドイツが資金を拠出してオペ ルを加自動車部品大手マグナ・インターナショナルに売却する計 画に反対した。2カ月後にGMはオペル売却を中止したため、同 氏は政治的影響力が商業的利益を上回ったと指摘し、オペルトラ ストを辞任した。

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