UBSとE&Y、数百件の損害賠償訴訟に直面も-マドフ事件めぐり

バーナード・マドフ受刑囚の巨 額詐欺事件に関連した投資信託で多額の損失を出した投資家が、ルク センブルクで審理されている訴訟で勝訴すれば、この投信のカストデ ィアン(証券保管機関)を務めたスイスの銀行UBSと監査役の米会 計事務所アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)は、数百件に上る訴 訟に直面する恐れがある。

ルクセンブルクでは現在、アクセス・インターナショナル・ア ドバイザーズの投信「ルクサルファ・シカブ・アメリカン・セレクシ ョン」で損失を出した民間・機関投資家が、同投信の監督義務の「重 大な怠慢」があったとして、UBSとE&Yを相手取り訴訟を起こし ている。裁判所は24日に始まった審理で、同ファンドのカストディ アンと監査役を直接提訴する権利が投資家にあるかどうかの判断を下 す。

審理中の訴訟6件で原告側の代理人を務めているピエール・ロ イター弁護士は「これらの訴訟は非常に重要だ」と指摘。「審理待ち の100件以上の訴訟に道筋が付けられる可能性がある」との見通し を示した。

ルクセンブルクの裁判所は4月、ルクサルファに関連した約100 件の訴訟の一部をまず手始めに審理することを決めた。ルクサルファ は運用資産の95%をマドフ関連のファンドに投資していた。逮捕1 カ月前時点でマドフ受刑者が保有していた純資産は140万ドル。

UBSの広報担当タティアナ・トグニ氏によると、同社はコメ ントを控えている。E&Yの広報担当ジーン・モンドロック氏もコメ ントを控えた。

マドフ受刑囚(71)は最大650億ドル(約5兆7000億円)を投 資家からだまし取った巨額投資詐欺の首謀者として逮捕・起訴され、 今年3月に有罪が確定、禁固150年の刑で現在収監中。

-- Editors: Anthony Aarons, Jeff St.Onge

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Stephanie Bodoni in Luxembourg at +352-22-9999-5270 or sbodoni@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Anthony Aarons at +44-20-7673-2227 or aaarons@bloomberg.net.

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