中国はGDP伸び率目標を7.5%に抑制を-清華大学の胡鞍鋼教授

著名な経済学者で中国政府 の政策ブレーンでもある清華大学の胡鞍鋼教授は、中国が大気汚 染やエネルギー消費に歯止めをかけるには、年間の経済成長率の 目標を7.5%まで抑制すべきだと語った。

胡教授は24日の北京での記者会見で、世界第3位の経済国 である中国が環境に深刻なダメージを及ぼすことなく10%超の 経済成長を維持できないと指摘した。

同国の5カ年計画の立案に協力している同教授は、「経済成 長と環境保護には兼ね合いが必要だ。2けた成長を続けるなら、 エネルギー消費や二酸化炭素の排出量急増に対処するための環境 面のコストは非常に高くつくだろう」との見解を示した。

胡錦濤国家主席は9月、世界的な地球温暖化と闘うため、中 国が国内総生産(GDP)当たりの二酸化炭素排出量を削減する ことを初めて受け入れた。世界最大の温室効果ガス排出国である 中国は、規制が成長の妨げになるとして、二酸化炭素排出量に対 して拘束力のある制約の受け入れを拒んできた。

胡教授によると、2001年から08年に中国経済が平均10.2 %成長した間に、エネルギー消費量は9.4%増、石炭使用量は

10.8%増、二酸化炭素排出量は12.26%増となった。

平均8.6%だった1996年から2000年は、エネルギー消費 量は1.1%増加したが、石炭消費量は0.8%減、二酸化炭素排出 量は2.85%減少したという。

「重要な合図」

同教授は「次の5カ年計画では経済成長について、10%や8 %ではなく7.5%という明確な目標を持つ必要がある。中央政府 と地方政府に極めて重要な合図を送ることになるだろう」と話し た。

温家宝首相は3月、06年から10年までの第11次5カ年経 済計画で掲げた目標を繰り返し、09年の成長目標を「約8%」 に設定した。ブルームバーグ・ニュースが行った調査でエコノミ ストは、今年の中国の経済成長率を8.5%と予想している。

--Nerys Avery in Beijing. Editors: Paul Panckhurst, Lily Nonomiya.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 重松 典子 Noriko Shigematsu +81-3-3201-3986 nshigematsu@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi 記事に関する記者への問い合わせ先: Nerys Avery in Beijing at +86-10-6649-7558 or Navery2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Victoria Richards in Sydney at +61-2-9777-8614 or vrichards@bloomberg.net

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