サミナ日本株ファンド、慎重運用でTOPIX上回る-7割は現金保有

英ヘッジファンド、サミナキャピタ ルの日本株ファンドの運用結果は7月末の設定から3カ月間でマイナス 2%となった。増資ラッシュで市場心理が冷え込む中、慎重な運用で同 期間に6%下落したTOPIXのパフォーマンスを上回った。運用担当 のセリア・ファーノン氏が24日、インタビューで明らかにした。

「サミナ・ジャパン・アブソリュート・リターンファンド」は日本 の大・中型株を中心に投資。現時点での運用額は1700万ドル(15億円)。 ファーノン氏は日本株運用について、「短期的には市場センチメントが弱 く、企業の相次ぐ増資を吸収するために忍耐が必要」とし、現時点では 運用額の70%を現金で保有しているという。

一方、中・長期的には、「重工業の合併などの構造変化や、環境やエ ネルギー関係の新技術の海外展開などが期待でき、弱気ではない」とみ ている。現在の運用はサミナ共同設立者のラミーズ・ハサン氏が集めた 資金が中心で、年内に2500万ドル程度まで増やし、その後は欧米の機関 投資家などを募って2010年末には1億ドルを目指すという。

運用額の30%は、ニコンやキヤノンなどの国際的な優良銘柄、サン エー・インターナショナルや大塚家具など厳選した中・小型株、高齢者用 介護施設運営のメッセージや合成樹脂製食品容器のエフピコなどの成長 ニッチ株にそれぞれ10%ずつ投資している。セミナは来年、東京にリサ ーチ事務所を開設する計画だ。

-- Editor Kazu Hirano Takashi Ueno

参考画面: 記事についての記者への問い合わせ先: 東京 伊藤 小巻 Komaki Ito +813-3201-8871 kito@bloomberg.net 東京 山崎 朝子 Tomoko Yamazaki +813-3201-3119 tyamazaki@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 大久保 義人 Yoshito Okubo +813-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Andreea Papuc +852-2977-6641 apapuc1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE