トロントのオフィス空室率、ボストンやマンハッタンを上回る可能性

カナダ経済が17年ぶりのリセッ ション(景気後退)に陥る中で、不動産開発業者がオフィスビルの建 設を進めたことから、トロント中心街のオフィスビル空室率はニュー ヨーク市やボストン市を上回る可能性がある。

米大手商業不動産サービス会社クッシュマン・アンド・ウェイク フィールドによると、昨年のトロントのオフィス空室率は全米12の主 要商業地区の空室率を下回っていたが、2011年までには3倍以上の

13.6%へ上昇するとみられる。ブルックフィールド、キャデラック・ フェアビュー、メンケス・デベロップメンツはいずれも過去5カ月の 間に、カナダで最も人気が高い都市トロントで超高層ビルを建設した。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのシニアマネジング ディレクター、ポール・モース氏は「今後数年間は幾分か困難に直面 するだろう」と指摘。「景気に下支えられる状況にないため、今後はそ れほど多くのビルは建設されないだろう」と語った。

新しい3本の高層ビルが建設されたことで、トロントのオフィス スペースは約320万平方フィート(約30万平方メートル)増加した。 これは、過去17年間で増えたオフィススペースの総面積にほぼ匹敵す る。現在も、会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(Pw C)が2011年に入居予定の26階建てオフィスビルの建設が進んでお り、トロントのオフィススペースはさらに拡大する見通しだ。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)やRBCデクシア・ インベスター・サービシズ、KPMG、通信会社テラスは、今年オー プンした超高層ビルに移転することで広いオフィススペースを確保す ることができる。しかし、空室となった物件の所有者にとっては、次 の賃借人を見つけることは難しいだろう。

-- Editors: David Scanlan, Andrew Blackman

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Doug Alexander in Toronto at +1-416-203-5733 or dalexander3@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: David Scanlan at +1-416-203-5722 or dscanlan@bloomberg.net

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