中国石油化工と米TPG、ライオンデルバセルの買収を検討

中国の製油最大手、中国石油化工 (Sinopec)と米投資会社TPGは、経営再建中の化学大手ラ イオンデルバセル・インダストリーズに買収を提案することを検討し ている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。既に約120億ドル (約1兆600億円)の買収案を提示しているインドのリライアンス・ インダストリーズの対抗勢力となる公算だ。

関係者らによると、中国石油化工とTPGはライオンデルバセル の経営・財務状況を検証し、共同で買収案を提示することを話し合っ た。交渉が非公開であることを理由に匿名を条件に語った。一方もし くは両方の陣営が提案に基づいた手続きを進めるか否かは明確でなく、 売却手続きは依然として流動的だという。

スターン・アジー・アンド・リーチのアナリスト、マーク・コネ リー氏(ニューヨーク在勤)は、ライオンデルバセルの買い手は、同 社の米国での化学事業を取得することになると指摘。同事業は、主に 欧州とアジアで使用されている原油由来の原料よりも安価な天然ガス を原料にしていると説明した。

中国石油化工、TPGともにこの件に関するコメントを控えてい る。関係者1人によれば、ライオンデルバセルのアドバイザーには投 資銀行エバーコア・パートナーズが起用されたが、エバーコアもコメ ントはしていない。

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