FOMC予測:失業率予想引き下げ-先行きなお「不透明」

米連邦準備制度理事会(FR B)が24日公表した3-4日の米連邦公開市場委員会(FOMC) 会合の議事録によると、当局者は景気回復に伴い2010、11年の失 業率予想を引き下げた。

FOMCメンバーは来年10-12月(第4四半期)の失業率を

9.3-9.7%と予想。6月時点の9.5-9.8%から下方修正した。た だし、議事録によれば、「メンバーは家計・企業活動の先行きが不安 定とみており、経済予測は全般的に6月時点とほぼ同様」とされた。

FOMCは4日の声明で政策金利を「長期にわたって異例の低 水準」に据え置く方針を表明。利上げを決めるのは労働市場とイン フレ、インフレ期待の変動次第になる見通しを示唆していた。

FOMCは四半期ごとにメンバーによる経済成長率などの景気 トレンド予測を提示している。10年の成長率予想は2.5-3.5%と、 6月時点の予想の2.1-3.3%から上方修正した。10年の個人消費 支出(PCE)価格指数については、食品とエネルギーを除くコア 指数(中央レンジ)が1-1.5%で、前回予想と同じだった。

中央レンジ

これらの予測はすべて、政策当局者17人が提出した各指標の 予想から最も高い3人と最も低い3人の数値を除いた経済予測中央 レンジを基にしている。

2011年については、第4四半期に失業率は8.2-8.6%(6月 予想は8.4-8.8%)に低下すると予測。12年は6.8-7.5%への 低下を予想している。12年の予想を公表するのは今回が初めて。

議事録によると、大半の当局者は経済成長と失業率、インフレ 率がFRBの目標に一致するまでに5、6年かかると予測した。時 間がさらに必要になる可能性を指摘した参加者もいた。

政策当局者の失業率低下予想とは対照的に、FRB本部スタッ フは「今後数年にわたる」失業率予想を引き上げた。議事録にはス タッフの具体的予測は明記していない。

11年第4四半期の成長率は3.4-4.5%(6月時点は3.8-

4.6%)となり、12年は3.5-4.8%となる見通し。

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