JPモルガン、2010年のドル予想を下方修正-低金利維持見通しで

JPモルガン・チェースは24 日、ドルが対ユーロで来年に過去最安値まで下落すると予想した。米 連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を2011年まで事実上の ゼロで維持し、投資家が高利回り資産を求めるとの見方が背景。

ジョン・ノーマンド氏率いるJPモルガンの外国為替ストラテジ ストは24日、2010年のグローバル為替予測を発表。ドルが対ユーロ で4―6月(第2四半期)に1ユーロ=1.62ドルまで下落するとの見 通しを示した。従来は1-3月(第1四半期)に1.50ドルで底を打 つと予想していた。

ノーマンド氏はインタビューで「FOMCの政策が主な材料だ。 それがドルの資金調達通貨としての魅力や長期投資の為替ヘッジ費用 を左右するためだ」と指摘。「ドル下落の原因はキャリー取引以外に もある。世界の投資家は米国以外の株式を選好し、企業の合併・買収 (M&A)絡みで米国からの資金流出が拡大している。各国中央銀行 が準備を多様化していることもドル安につながっている」と述べた。

ただ、米金融当局が非伝統的な金融政策を解除し始めるのに伴い、 2010年下半期にドルは5-10%反発すると予想した。

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