英中銀総裁:2、3年で利上げ、緊急購入の資産は売却へ

イングランド銀行(英中央銀 行)のキング総裁は24日、同中銀が今後2、3年の間に政策金利を 引き上げるとともに、危機対応の緊急策で購入した資産を売却するだ ろうと語った。

同総裁は議会証言で、「2、3年の間に、両方の行動を取る」と 述べた。「程度と時期が難しい問題だ」との認識を示した。同総裁は 景気てこ入れのために買い上げた資産を売却することと利上げをする ことは、同様の効果があるはずだと述べ、いずれを先に実施するかに は言及しなかった。

11月の金融政策委員会(MPC)では、資産購入規模について 委員の意見が3つに分かれた。MPCは購入規模を2000億ポンドに 拡大した。英経済の7-9月(第3四半期)が予想外のマイナス成長 となるなかで、キング総裁は購入拡大について選択肢を閉ざさない考 えを表明している。

キング総裁はこの日、議会で「大幅な落ち込みの後であることを 考えれば、短期的には成長率が相当高くなると予想できる。特に力強 い回復ということではない」と説明した。リセッション(景気後退) によって現在の支出水準は2008年1-6月(上期)に比べ「目立っ て低下した」とし、英経済は引き続き「深刻な試練に直面している」 と指摘した。

イングランド銀行が今月11日に公表した予測では、英経済は今 年10-12月(第4四半期)にプラス成長に復帰し、2010年は

2.2%成長、11年は4.1%成長と見込まれている。

キング総裁はこの日も資産購入規模について現在の2000億ポン ドを上限とするかどうかは明言せず、インフレ見通し次第との考えを 示した。イングランド銀はインフレ率の目標を2%に設定している。 「インフレ見通しの下振れリスクが一段と拡大していると感じれば、 さらなる資産購入を実施するべきかどうかを検討するだろう」と同総 裁は述べた。

MPCのアダム・ポーゼン委員はこの日、資産買い入れを終わら せる可能性を示唆し、「大規模な量的緩和政策が終わりに近づいて いることを期待したい」と語った。一方で、量的緩和が中銀の期待通 りの効果を表さない場合は、英国債以外の資産をより大量に購入する べきだと述べた。

キング総裁はまた、財政赤字縮小に向けた「信頼できる計画」を あらためて求めた。英国が最上級の信用格付けを失う可能性について の問いには「差し迫ったリスクだとは考えていない」と答えた。

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