新川株が5カ月ぶり安値、損益分岐点悪化の報道-業績先行きを警戒

半導体製造に使われるボンディン グメーカー、新川の株価が前週末比6.4%安の1259円と急落。6月19 日(1237円)以来の安値を記録した。海外企業との競争激化による販 売単価の下落で、損失と利益の境目となる損益分岐点が悪化したとの 一部報道を受け、業績先行き警戒感が強まった。

21日付の日本経済新聞朝刊は、新川の今期(10年3月期)損益分 岐点売上高が50億円前後悪化し、250億円程度となりそうと報じた。 競争激化による単価の下落、為替相場の円高基調で採算が悪化すると いう。

新川が11月9日に発表した第2四半期(09年4-9月期)の連 結営業損失は15億円の赤字。前年同期(11億円の赤字)と比べ赤字 額が膨らんだ。会社側は業績予想を合理的に行うことは極めて困難な 状況としており、今期業績予想を行っていない。ブルームバーグ・デ ータにあるアナリスト2人の今期連結営業損益予想は、平均値で30 億円の赤字と、業績悪化は避けられないと見ている。

SBI証券株式部の鈴木英之部長は、「競争激化により収益環境が 一段と悪化したことがあらためて嫌気された」と指摘。さらに、会社 側が業績予想を開示しておらず、「業績の先行きに不透明感がさらに高 まった」と見ている。

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