中国の興業銀行:増資で約2340億円調達へ-融資拡大に伴い資本確保

中国の興業銀行は2010年に 180億元(約2340億円)規模の増資を計画している。融資拡大に伴 い十分な資本を確保するのが狙い。中国の銀行が今年発表した増資と しては3番目の規模となる。

上海証券取引所に提出された文書によると、英銀HSBCホール ディングスの子会社が出資する興業銀は、既存株10株に対して2.5 株を発行する。増資には中国銀行業監督管理委員会(銀監会)による 承認が必要。

興業銀は、自己資本比率が銀監会の設定する基準を下回ったこと を受けて増資に踏み切る。競合する中国民生銀行は先週、香港での新 規株式公開(IPO)で38億ドル(約3380億円)を調達。招商銀 行も年内に220億元の増資を計画している。

斉魯証券のアナリスト、程嬌翼氏(上海在勤)は「融資の伸びを 犠牲にせずに従来よりも厳しい監督当局の基準を満たすには、ほぼす べての中堅銀行にとって増資が必要となる」と述べた上で、「今回の 増資計画がなければ、興業銀の来年の融資の伸びは業界平均を下回る だろう」と指摘した。同氏は興業銀の投資判断を「バイ(買い)」と している。

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