日航株が80円台に突入、厳しい企業年金削減提案-最安値

経営再建中の日本航空の株価が急落。 一時前週末比9.5%安の86円と初めて90円台を下回り、過去最安値を 再び更新した。政府支援の前提となる企業年金削減の実現が不透明で、 朝方から売りが優勢となっている。午前終値は前週末比7.4%高の88円。 これまでの取引時間中の安値は18日に付けた94円だった。

日航の西松遥社長は23日、都内で開いた退職者向け説明会で、退職 者と労働組合のそれぞれに対し、企業年金を30%削減することを提案し た。現役の社員の削減幅は5割強とする案も併せて説明した。厳しい削 減提案に、3分の2の同意を得られるかどうか、不透明な情勢となって いる。

日興コーディアル証券エクイティ部の西広市部長は、きょうの下落 について「企業年金減額問題について不透明感が拭えなかったのが大き な要因」と指摘した。

また、大株主の動向も警戒される。三井物産は、保有していた日航 の普通株1173万株すべてを4-9月期に売却した。三井物産の広報担当 が24日、明らかにした。ブルームバーグ・データによると、大株主上位 には09年3月末時点で保険会社など金融機関に交じり、東京急行電鉄、 日本通運、商船三井、JR東日本、JR西日本など事業会社の名前も並 ぶ。

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