メキシコの格下げは「不必要な乱暴行為」-ゴールドマンのレメ氏

格付け会社のフィッチ・レーテ ィングスが23日にメキシコの信用格付けを引き下げたことについて、 米ゴールドマン・サックス・グループのパウロ・レメ氏は、アメリカ ンフットボールでいう「不必要な乱暴行為(アンネセサリー・ラフネ ス)」だと評した。メキシコが財政赤字拡大の回避に取り組んでいるこ とを無視した格下げだと説明した。

ゴールドマンで中南米担当チーフエコノミストを務めるレメ氏は 電話取材に対し、今回の格下げは不必要な乱暴行為だと指摘。同氏は 3日の時点で、メキシコは格下げを回避できるとの見通しを示してい た。「中南米地域では他の国々も財政悪化に直面している。メキシコは それに対応し、多くの努力を払っている」と語った。

フィッチは、メキシコの外貨建て格付けを1段階引き下げて「B BB」とした。投資適格級では下から2番目。同国では、石油生産の 減少と1930年代以来の深刻なリセッション(景気後退)に伴い赤字 が拡大している。一方、JPモルガン・チェースは、メキシコの来年 の財政赤字は国内総生産(GDP)比で2.75%と20年ぶり高水準に 膨らむとして、フィッチによる格下げが近いと先週時点で予想してい た。レメ氏は、2010年予算の一環としてメキシコ議会を今月通過し た増税案をフィッチが見落としていると指摘した。

フィッチによる格下げは、メキシコへの格付けを開始した1995 年以来初めて。同業他社による格下げも、米スタンダード・アンド・ プアーズ(S&P)が1994年に引き下げたのが最後となっている。

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