日本光電株が9カ月半ぶり下落率、商品自主改修で販売への影響不安視

医用電子機器を扱う日本光電株が3 営業日ぶりに急反落、約9カ月半ぶりの下落率を記録した。販売してい る医療機器「自動体外除細動器(AED)」について、海外製造元から電 子部品の故障に関して報告を受け、改修を実施することになった。改修 規模が大きく、今後の販売への影響が不安視された。

株価は一時前週末比11%安の1452円と、取引時間中の下落率とし ては2月9日(18%)以来、今年2番目の大きさ。

同社が20日に発表した資料によると、米国のカルディアック・サイ エンス社が製造している「カルジオライフAED-9100 シリーズ」「同 9200シリーズ」「カルジオライフAED-1200」について、電子部品の 故障に対して日常点検の実施徹底を促す報道発表、と顧客への注意喚起 の送付を行うとの報告があったとしている。

電子部品の故障は充電に関するもので、多くは自己診断で検出でき るものの、まれに検出できないケースがあり、そのときは緊急時に使用 できない可能性があるという。このため、日本光電が販売した10万7309 台について、ソフトウエアの変更を行う改修を実施する。

日本光電の広瀬文男執行役員は、「安心してお使いいただくために改 修に至った」と述べ、改修規模は同社としては過去最大になるという。 ただし、リコールに伴う費用は全額カルディアック社が負担するとし、 業績への影響は軽微だとしている。広瀬氏によると、カルディアック社 の売上高は前期で約70億円と、売上高全体の6%程度。

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