日立株が小幅続伸、鉄道関連事業の拡大を期待-英で大型受注との報道

日立製作所の株価が一時、前営業 日比2.0%高の258円と小幅続伸。同社が英高速鉄道の車両製造や運行 システムなどを受注するとの一部報道があり、鉄道関連事業の拡大など が期待された。

24日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は英高速鉄道の一部区 間について今年度中に正式契約し、総事業費約1兆円の過半を1社で受 注する見通し。日立が交渉しているのは英運輸省が計画する「インター シティ・エクスプレス・プログラム(IEP)」。全1400両の車両製 造と保守、運行システムの開発などを請け負うという。

ドイツ証券の宮本武郎シニアアナリストは、「規模感という観点で は多少のプラス効果が働くが、日立がIEPプロジェクトに参画できそ うだとの話は以前からあったため、大きなポジティブサプライズにはな り得ない」と話す。

日立は11月16日に大型公募増資を正式発表。その後、株式需給や 希薄化懸念から株価が急落、19日には8カ月ぶりの低水準となる243 円を付けた。宮本アナリストは「増資の件が一巡しない限り、株式需給 が安定しない」と指摘、業績に根ざした株価形成に移行するまでしばら く時間が必要だとみている。

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