中南米株:10年末までに過去最高値近辺まで回復へ-JPモルガン

米銀JPモルガン・チェース によれば、中南米の株式相場は、来年末までに過去最高値に迫る水 準まで回復する見込みだ。予想を上回る企業業績が株価指標を向こ う1年1カ月で27%押し上げると予想している。

JPモルガンは23日に電子メールで配布した20日付リポート で、「過去最高値に戻すのは難しくない」とし、「予想外の好決算が 条件で、これは非常に可能性が高いとみている」と記した。

リポートによると、MSCI・EM・中南米指数は来年末まで に5100に達する見通し。20日終値を27%上回る水準で、2008年 5月19日に付けた終値ベースの過去最高値5195.39まで2%以内 に迫る。リポートは同行のストラテジストとアナリスト、ベン・レ イドラー、エミー・シャヨ・チャーマン、ブライアン・チェース、 ビネイ・ジョセフの各氏が執筆した。

JPモルガンはブラジル株式相場の指標であるボベスパ指数が 来年末までに85000に上昇すると予想。同指数は08年5月20日 に73516の過去最高値を付けていた。19日終値は66327.28だっ た。

また、メキシコ株の指標であるボルサ指数の予想は38500と、 07年10月18日の終値32836.12を上回り、前営業日(20日)の 終値30666.51より25%高い水準。

JPモルガンは、これら見通しに対する主なリスクは各国政府 による景気刺激策の縮小に伴う債券市場のボラティリティ(変動性) など世界的なものだとし、地域的なリスク要因としては、10年に実 施されるチリ、コロンビア、ブラジルの選挙や為替変動、来年の利 上げ見通しを挙げた。

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