財務相:物価の問題は金融の役割が大事-財政が主役でない

藤井裕久財務相は24日午前の閣 議後会見で、政府が20日、3年5カ月ぶりにデフレ宣言をしたことに ついて、「需要が不足していることは間違いない」としながらも、デフ レを解消する上で財政は「主たる役割」ではなく、「金融の役割も大事 だ」と述べ、日銀が主導的な役割を果たすべきだとの考えを示した。

財務相は「2002年から06年までデフレと言われていた。5年く らいかかっており、今度はそういう事態にならないよう努力する必要 がある」と言明。「なるだけ財政が出動するのではなく知恵でやってい こうという菅直人経済財政担当相の考えは正しい」と述べた。さらに、 「本当のことを言えば物価は金融の問題だ」と指摘。「需要の不足を財 政だけでやるのは、こういう事態には主たる役割ではない」と語った。

藤井財務相は株価の低迷については「株価は増資ラッシュが一番 大きい。もう少し静かに見守る必要がある」との見方を示した。

共同通信など報道各社は23日、日本航空が同日、企業年金につい て退職者分を3割減、現役社員分を5割減とする削減案を退職者と労 働組合に提示したと伝えた。藤井財務相は「自らの力で削減すること になれば法的措置はいらない。その通り進むと思う」としながらも、 OBの3分の2の合意が得られなければ法的措置に踏み切るのかとの 問いに対しては「自然の流れではないか」と述べた。

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