米BOA、S&P500種の1株利益予想を上方修正-金融など業績回復

米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)の米国株担当チーフストラテジスト、デービッド・ビアンコ氏 は23日、金融やエネルギー、テクノロジー業界の業績が回復してい るとして、S&P500種株価指数の2011年までの1株利益(EPS) 予想を上方修正した。

ビアンコ氏は09年の1株利益を63ドル(従来予想61.5ドル)、 10年を73ドル(同70ドル)、11年を83ドル(同80ドル)にそれ ぞれ引き上げた。同氏は23日付のリポートで、銀行や証券会社が証 券引き受けの増加や貸倒引当金の減少、コスト削減から追い風を受け ていると指摘。予想される原油価格の上昇はエネルギー業界を支える だろうとし、テクノロジー企業の利益率も向上していると分析した。

同氏は「景気回復への確信が強まるなか、S&P500種の11年 と12年のEPSの可能性に注目する投資家が増えるだろう」と述べ、 「金融とエネルギー、テクノロジー業界がEPS上方修正のけん引役 だ。これら3セクターはほぼ均等に、上方修正のほとんどに寄与して いる」と分析した。

S&P500種は3月9日に12年ぶりの安値を付けた後、1930年 代以降で最長のリセッション(景気後退)に終息の兆しが表れるなか で64%上昇した。10月7日以降に7-9月(第3四半期)決算を発 表している企業で利益がアナリスト予想を上回ったのは全体の8割と、 1993年の集計開始以来最多。アナリストらは今四半期のS&P500 種1株利益を71%増と予測しており、9四半期連続の減益傾向に歯止 めがかかる見込みだ。

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