PIMCO:米政府債の保有比率、63%に引き上げ-5年ぶり高水準

債券ファンド運用最大手、米パ シフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビ ル・グロス共同最高投資責任者(CIO)は、同社の債券ファンドが 保有する米政府債の比率を63%と、少なくとも5年ぶりとなる高水 準に引き上げた。

PIMCOのウェブサイトによれば、保有を増やしたのは、グロ ス氏自身が運用する「トータル・リターン・ファンド」(運用資産 1926億ドル)での米国債や政府機関債などの米政府債。9月時点で の保有比率は48%だった。

グロス氏は先週公表した12月の投資見通しで、米連邦準備制度 理事会(FRB)が政策金利を過去最低水準にとどめているなかで新 たな資産バブルの「システミックリスク(連鎖破たんの危険)」が高 まっていると分析した。PIMCOは「ニューノーマル(新たな標 準)」と称するシナリオを提示し、投資家は政府規制の強化や成長鈍 化、米経済の世界における役割低下といった状況下で、リターンが過 去の平均を下回ることに備える必要があるとしている。

PIMCOの広報担当、マーク・ポーターフィールド氏は、同社 は保有資産に関するコメントを控えるとしている。この日、同氏に電 話取材を試みたが、回答は得られなかった。

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