中国に日本の80年型バブルのリスク、融資引き締めなければ-BNP

BNPパリバは中国当局が 記録的な規模の融資ブームを抑制し始めなければ、日本が1980年 代に体験したようなバブルに至るリスクがあると指摘した。

BNPの中国・香港株調査責任者のアーウィン・サンフト氏は 23日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「中国 が1980年代の日本で見られたような資産バブルを体験し得る段階 に入りつつある」とし、「中国が緩和的な財政・金融政策を続 ければ、そのような問題が発生する可能性がある」と語った。

中国は景気刺激策を導入するとともに08年9月以来5回の利 下げを実施。国内経済てこ入れに向け融資を促進している。与信拡 大は株価や住宅価格の上昇につながり、上海総合指数は年初来 83%上昇。70都市の住宅価格は10月に1年2カ月で最大の値上 がりとなった。

1980年代に日経平均株価は6倍になり東京都区部の商業用不 動産価格は4倍になった。バブルは90年にはじけ、日本経済に「失 われた10年」をもたらした。

中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の樊綱氏は18日、 中国が不動産と商品市場のバブルに直面している新興市場国の1 つだとの認識を示した。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉 明康主席も先に、資産価格上昇への懸念を表明していた。モルガ ン・スタンレー・アジアのスティーブン・ローチ会長は20日、バ ブル回避のために中国当局は「言葉よりも行動」が必要かもしれな いと述べた。

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