欧州株(20日):4日続落、ECB総裁発言でギリシャの銀行安い

欧州株式相場は4日続落し、 ここ4カ月で最長の下げとなった。欧州中央銀行(ECB)のトリ シェ総裁が緊急流動性供給策の解除を示唆したことが手掛かりとな った。

ギリシャ国立銀行などのギリシャの銀行株が安い。ECBはこ の日、市中銀行向け融資の担保として受け入れる証券について、基 準の厳格化を発表した。

英国のハマーソンとブリティッシュ・ランドを中心に不動産関 連株が下げた。英住宅金融最大手のネーションワイド・ビルディン グ・ソサエティが失業増加で、来年の住宅価格が下落する可能性が あるとの見通しを示したことが売りにつながった。

大手旅行会社のTUIトラベルとトーマス・クック・グループ は大幅安。モルガン・スタンレーが両銘柄の投資判断を引き下げた ことが嫌気された。

ダウ欧州600指数は前日比0.8%安の243.62で終了。週間ベ ースでは1.7%下げた。同指数は3月9日の水準からは54%上昇し ている。

7インベストメント・マネジメント(ロンドン)のディレクタ ー、ジャスティン・スチュワート氏は、「ますます多くの市場関係者 が今年の線引きをしているほか、リスク水準が高まりつつあること を受け、取引高は減少している」と指摘した。

20日の西欧市場では、18カ国中15カ国の主要株価指数が下落。 ダウ・ユーロ50種指数は前日比1%安、ダウ・欧州50種指数は

0.8%下げた。

ギリシャ国立銀

ギリシャ国立銀は5.8%安、アルファ銀行も5.8%下げた。ユ ーロバンクは6.9%下落した。

ハマーソンは3.1%、ブリティッシュ・ランドは2.7%それぞ れ下げた。英不動産投資信託(REIT)のランド・セキュリティ ーズ・グループは2.4%下落。

TUIは4%下げ、トーマス・クックは4.3%安となった。モ ルガン・スタンレーはTUIの投資判断を「オーバーウエート」か ら「イコールウエート」、トーマス・クックについては「イコールウ エート」から「アンダーウエート」に下方修正した。

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