米住宅市場の回復、10年にずれ込む見通し-関連指標の悪化が示唆

米住宅市場が回復するのは、 早くても来年のことになりそうだ。今週発表された統計では、米住宅 着工件数と住宅ローン申請が減少。住宅ローンの延滞率は過去最大に 達し、住宅市場の見通しを悪化させた。

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのチーフエコノミス ト、マーク・ザンディ氏は電話取材に応じ、「住宅危機が終ったとは 思っていない」とし、「市況は再び悪化すると考えている」と語った。

米高級住宅建設最大手トール・ブラザーズは、新築住宅販売が 春の需要期の幕開けまでに上向き始める可能性があるとの見方を示し た。中古住宅販売の回復は、さらに遅れるかもしれない。米住宅ロー ン保証会社PMIグループの主任エコノミスト、デービッド・バーソ ン氏によれば、1960年以降、住宅建設と不動産売買はリセッション からの回復を7回主導した。

全米抵当貸付銀行協会(MBA)の発表によれば、先週の住宅 ローン申請指数のうち、購入指数は過去12年で最低の水準に落ち込 んだ。米国の住宅ローン延滞に伴う差し押さえの比率は今年7-9月 (第3四半期)に過去最悪となった。

初回住宅購入者に対する8000ドルの税控除の効果で、9月の 中古住宅販売は2年ぶり高水準だった。オバマ米大統領は6日、同措 置の期限を延長した。一方で、26年ぶり高水準にある失業率が多く の買い手を住宅市場から締め出すとともに、既存の住宅保有者を差し 押さえに追い込んでいる。

シティグループ・グローバル・マーケッツの住宅アナリスト、 ジョシュ・レビン氏は住宅販売について、来年1月か2月初めまで低 迷が続いた後、4月30日の税控除措置打ち切りを前にした駆け込み 需要で急増すると予想。同氏は19日のインタビューで、「政策によ って動きがゆがめられている」と話した。

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