アンゴラからベラルーシまで新興国初の起債、資産運用会社も購入検討

【記者:Laura Cochrane】

11月19日(ブルームバーグ):アンゴラからベラルーシに至るま で、新興市場国政府が初の起債を相次いで計画している。少なくとも 11年ぶりとなる債券相場の大幅上昇という好機を生かす狙いがある。

資産運用会社インベステック・アセット・マネジメントとアバデ ィーン・アセット・マネジメント、スレッドニードル・アセット・マ ネジメントは、ベラルーシが発行するドル建て債やアンゴラが起債す る総額40億ドルのソブリン債の一部購入を検討する意向を表明。ベ トナムのグエン・シン・フン第1副首相は18日、4年ぶりとなる外 貨建て債の発行を通じて、10億ドルを調達する方針を明らかにした。 国連安全保障理事会の制裁決議の対象となっているイランも、12月 までに10億ユーロ(約1327億円)相当の起債を目指している。

JPモルガン・チェースの指数によれば、新興国政府債の平均利 回りは現在6.49%と、2007年の過去最低水準(6.34%)近くで推移 し、過去1年間では1998年の集計開始以来で最大の利回り低下を記 録した。また、戦後最悪のリセッション(景気後退)脱却のために各 国中央銀行が利下げに動く中で、今年の債券発行額は前年比70%増 の5540億ドルと過去最高に達しており、未格付けないし、国際的な 救済に依存する政府が初の起債を予定している例もある。

アバディーンで50億ドル相当の資産運用に携わる新興市場資金 運用担当者エドウィン・グティエレス氏は、「世界的に極度に緩和的 な金融政策によって築かれた資金の壁のおかげだ。信じられないほど 大量の流動性が投資先を求めてそこら中を動き回っている」と話す。

JPモルガンのEMBIプラス指数によれば、新興市場国のドル 建て債の今年これまでの投資リターンはプラス26%と、S&P500 種指数の上昇率(23%)を上回っている。

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