T&D株が反発:割安感や増資懸念後退が買い材料-決算織り込み済み

【記者:伊藤 小巻】

11月20日(ブルームバーグ):T&Dホールディングス株が一時、 前日比115円(5.5%)高まで上昇した。前日に大幅増益決算を発表。し かし、市場では決算にサプライズはなく、むしろ割安に放置されていた ところに、追加増資懸念が薄らぎ、買い優勢につながったとの見方があ る。午前終値は前日比50円(2.4%)高の2145円。

JPモルガン証券の辻野菜摘アナリストは、「経営陣は2回目の増資 を実施すれば他生保よりも健全性を先取りできると説明している。3回 目の可能性は低くなり、割安感からも買いやすさが注目されたようだ」 と述べた。上期半ばには0.7倍あった株価とEV(企業価値)倍率は2 回目の増資計画を公表以降、0.55倍に低下しているという。

同社は今年3月、公募増資と売り出しで約577億円を調達。さらに 約1年内に普通株発行で、最大1200億円を調達するための登録をしてい る。4-9月期の連結純利益は有価証券評価損などの減少で前年同期比 4倍の144億円を確保した。通期純利益は180億円を据え置いた。

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