【今日のチャート】クリーンな発電、需要に追い付かず-IEA予想

:国際エネルギー機関(IE A)は、風力タービンや太陽電池パネル、水力発電施設の建設が 2030年にかけての世界の電力需要の拡大ペースに追い付かないとみ ている。

今日のチャートは、再生可能燃料による発電(黄緑色の線)と電 力の総消費量(赤色の線)とのギャップが拡大していることを示す。 IEAによると、これは、割安で大気汚染度の高い石炭火力発電所の エネルギー生産に占める割合が拡大し、地球温暖化ガスの排出が増加 する見通しであることを意味する。

IEAは、中国やインドなど新興国の消費急増に対応するために は、現時点の米国の電力能力の4倍を超える新規の発電能力が必要と なると指摘。各国の化石燃料消費に関する現行政策シナリオに基づけ ば、そのためのコストは13兆7000億ドル(約1220兆円)に上る見 込みだ。

コンサルタント会社ブラトル・グループ(マドリード)のシニア アソシエート、ホセ・ガルシア氏は「将来も依然として石炭が主要な 電力源になりそうだ」と指摘。「最もコストの低い代替技術が新規の 発電能力の選択肢になると考えるのが妥当だ」と述べた。

ドイツ経済研究所(DIW)のエネルギー担当チーフアナリスト、 クローディア・ケムフェルト氏は、電力需要と、二酸化炭素の排出量 の少ないエネルギー供給とのギャップの拡大を阻止するには「再生可 能エネルギーとエネルギー効率向上の両方が必要になるだろう」との 見方を示した。

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