中国中銀総裁:ドルの水準は世界と米国の経済状況次第

中国人民銀行(中央銀行)の 周小川総裁は20日、中国はドルの水準に関して受身の立場だとの 認識を示し、政府が人民元を切り下げているとの批判に反論した。 ドル相場は中国経済に影響を与えていないと説明している。北京で の米誌ビジネスウィークのCEOフォーラムで語った。

この数時間前、米議会の委員会では、中国が輸出業者を支援す るため人民元の上昇を妨げていると批判する声が聞かれていた。ノ ーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデル・コロンビア大学教授 は同フォーラムで、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げとド ル安が中国の景気回復を確実なものにする上で貢献していると指摘 した。

周総裁はこの日、ドルの水準は世界と米国の経済状況次第だと 述べた。中国は2008年7月以降、人民元相場を1ドル=6.83元前 後に維持している。ガイトナー米財務長官は議会証言で、中国が人 民元相場に対するコントロールの緩和に動くと「強く確信している」 と語った。

周総裁はまた、中国の政策担当者は金融刺激策を継続する必要 性について「柔軟」だと話し、結論は海外の景気動向に左右される ことを示唆した。

同総裁は「景気回復の兆しがあり、当面は適度に緩和的な金融 政策と拡大的な財政政策を継続する方針だ」としながらも、「われわ れは同時に柔軟でなくてはならない。日米欧と新興市場の景気動向 と、世界経済の回復ペースを注視することが必要となろう」と述べ た。

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