FOIの初値は770円、公開比9.4%安-午前ストップ安終了

半導体製造装置の製品開発を行う エフオーアイが20日、東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)し た。売り気配を切り下げた末、公開価格の850円を9.4%下回る770円 の初値が付いた。その後はさらに下げ、午前終値は670円とストップ安 (制限値幅いっぱいの下落)。新興3市場の下げが目立つなか、今年最 大の資金吸収額が需給面で重しとなったようだ。

同社は今年16社目のIPO。証券ジャパンの大谷正之調査情報部 長は大量の売りが出ていることについて、「業績はそこそこ良いのだが、 全体の地合いの悪さに押されている」と指摘した。

公募675万株、売り出し236万株(オーバーアロットメントによる 追加売り出し119万株を含む)を実施しており、市場からの資金吸収額 は77億円と今年最大。東証マザーズ指数が前日に算出来最長となる13 営業日連続安を記録するなど新興市場の下げが目立っており、ファイナ ンスを十分吸収し切れないようだ。ベンチャーキャピタルの保有率が 78%(9月末)と高く、将来的な売り圧力も警戒されている。主幹事は みずほインベスターズ証券。

同社は半導体製造の前工程において、プラズマ技術を応用している ことが特徴。連結子会社は台湾、韓国、米国にあり、グローバルに事業 を展開している。売上高の9割以上が海外向け。設備投資が抑制される 中、市場拡大が見込める高集積の半導体製造装置を集中的に営業してい るという。

2010年3月期の連結業績は売上高が前期比9.8%増の130億円、経 常利益は同9%増の21億9700万円、最終利益は同3.5倍の13億1800 万円を見込んでいる。

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