日本とスイス、国債の安全度で世界トップ10から転落-豪・NZが浮上

クレジット・デフォルト・スワッ プ(CDS)取引が示す債券の安全度で、日本とスイスの国債が世界 のトップ10から転落し、代わってオーストラリアとニュージーランド (NZ)が浮上した。商品相場の上昇や個人消費の堅調で相対的に強 い景気が、両国国債へのリスク意識を低下させた。

クレジット・マーケット・アナリシス(CMA、ロンドン)の価 格によると、スイス国債のCDSスプレッドは今月8ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上昇。7-9月(第3四半期)は低下し たものの、26bpの低下幅は相対的に小幅だった。日本国債のCDS スプレッドは今月8bp上昇。第3四半期にも12.5bp上昇した。

CMAによれば、現在のところ、ベルギー、ノルウェー、フラン ス、ドイツ、オランダ、フィンランド、米国、デンマークに加え、豪 州とNZの国債が、世界の63カ国の中で最もデフォルト(債務不履行) リスクが低いと見なされている。

豪州では資源会社が雇用を増やし景気が回復。中央銀行は3カ月 連続の利上げをしている。NZでは住宅市場が回復するとともに消費 者と企業の信頼感が上昇し、成長率は2四半期連続のプラスとなった。

CMAのリポートによると、CDS市場によって最も高リスクと 見なされているのは、ウクライナ、アルゼンチン、ベネズエラ、ラト ビア、アイスランド、リトアニア、カザフスタン、レバノン、ロシア。

レバノンとロシアはルーマニアとブルガリアに代わってリスク最 大グループに加わった。ルーマニアとブルガリアは国際通貨基金(I MF)の支援を受けて国債のCDSスプレッドが低下した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE