欧州債:ドイツ債は上昇、ECB金利据え置き観測と株安で

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を過去最低水準に据え置 くとの観測が強まったほか、弱い業績見通しを背景に株式相場が下落 したことが手掛かりとなった。

独10年債利回りは1週間余りの最低水準となった。仏食料品メー カー、ダノンが売上高見通しを下方修正したことが嫌気され、ダウ欧 州600指数は3日連続安となった。この日はフランスとスペインが合 わせて110億ユーロを超える国債を入札したが、ドイツ債相場には大 きく影響しなかった。一方、ギリシャ10年債相場は下落し、同利回り は4カ月ぶり高水準となった。

ウニクレディトの債券ストラテジスト、ジュゼッペ・マラフィー ノ氏(ミラノ在勤)は、「マクロ経済を取り巻く環境は国債相場への 支援要因となるだろう。供給が相場に影響を及ぼす可能性があり、よ り不安定となる恐れもある」と語った。

ロンドン時間午後4時50分現在、10年債利回りは前日比2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.26%。同国債(表 面利率3.25%、2020年1月償還)価格は0.18ポイント上げ99.87 となった。2年債利回りは1.30%と、前日を1bp下回った。

金利先物動向によれば、ECB利上げ観測は今月に入り後退した。 欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物6月限はこの日、2bp 低下の1.07%となった。10月30日は1.27%だった。

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