世銀:エストニアは次のユーロ加盟国になり得る-財政引き締め継続で

世界銀行によれば、エストニ アは数年にわたる財政引き締め継続で、隣国であるラトビアやリトア ニアよりも速く景気が回復する中、エストニアがユーロを導入する次 の欧州連合(EU)加盟国になり得る立場にある。

世銀のポーランド・バルト諸国代表を務めるトーマス・ロールセ ン氏はワルシャワでインタビューに応じ、エストニアについて「財政 赤字を国内総生産(GDP)比率で3%以内に抑制することに向け、 可能なすべての措置を講じている」と指摘し、「エストニアはユーロ を採用する次の国となるだろう」と語った。

旧ソ連の一部だったエストニアは、通貨切り替えを確実にするた め、内需を犠牲にして財政を削減した。これがEU加盟国内で2番目 に深刻なリセッション(景気後退)を悪化させた。エストニア政府は ユーロ導入で貿易が促進され、投資が活発になると予想。ユーロ導入 国に課せられる財政規律を順守するための経済的な痛みを正当化して いる。実現すれば、エストニアはスロベニアとスロバキアに続いて、 東欧諸国としてはユーロを導入する3番目の国となる。

エストニアは2011年1月までのユーロ導入を目標に設定してい る。国際通貨基金(IMF)も今週、エストニアが目標に向けて「非 常に順調に前進している」との見方を示した。北欧最大の銀行、スウ ェーデンのノルディア銀行は17日、エストニアの目標は「現実的な 夢だ」と評価した。

EUの規定では、ユーロ導入を希望する国は財政赤字をGDP比 率で3%未満とし、債務水準をGDPの60%未満にすることが義務 付けられている。エストニア政府の試算によれば、同国の財政赤字は 2009年がGDP比率で2.8%、10年が2.95%となる見通し。

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