英政府、報酬開示義務と空売り規制強化の金融法案提出(Update1)

ブラウン英政権は19日、国内 金融機関がトレーダーや経営幹部に支払う最も高額な給与やボーナ スの開示を義務付け、英金融サービス機構(FSA)による一部差 し止めを可能にする法案を議会に提出した。金融システムを危険に さらすとみられる空売りの停止を命じる新たな権限をFSAに付与 することも盛り込まれた。

この日提出された法案は、銀行だけでなくFSAが監督するす べての金融機関が適用対象となり、FSAは一部ボーナスの差し止 めや強制的な回収が可能になる。FSAはまた、空売りの「緊急制 限」を課す正式な権限のほか、すべての金融機関に市場における売 り持ちポジションの恒久的な開示を求める権限も認められる。

銀行以外も規制対象となることで、経営破たんを想定し、事業 再編計画をあらかじめ準備しておく、いわゆる「生前遺言」が保険 会社にも義務付けられることになる。報酬開示義務も適用される。

ダーリング英財務相は声明で、「世界各国の政府と同様、英国 も国際金融システムの脆弱(ぜいじゃく)さについて重要な教訓を 学んだ。この法案は英政府が政策課題として取り組む改革の中核と なるものだ」と強調した。

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