ゴールドマンのコーエン氏:ドル安は海外資金を米国株に引き寄せる

ゴールドマン・サックス・グル ープのストラテジスト、アビー・コーエン氏は19日、1986年以来で 最大幅のドル相場下落で、海外投資家にとって米国株が割安になって いると指摘した。コーエン氏は1990年代の株式市場の強気相場の予 測し、的中させたことで知られている。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)の ドル指数は、3月5日に付けたほぼ3年ぶりの高水準から15%低下し た。S&P500種株価指数は同期間に63%上昇。政府の刺激策と過去 最低水準の米政策金利が、4四半期続いた景気縮小の終息に貢献した ことが背景にある。

コーエン氏は、大恐慌以来となる大幅な株価上昇はすでに景気回 復の可能性を反映しているものの、相場は来年に一段と値上がりする との見方を示した。ドルが下落基調にあることで、米国株や米企業の 資産への海外からの投資妙味が高まっていると続けた。

コーエン氏はさらに、「ユーロや英ポンドを保有している投資家 がドル建て資産を購入するとすれば、かなりの割引となりそうだ」と 指摘。「株式などがそれに当てはまるが、株式相場はドル安で企業業 績が押し上げあられるという点でも恩恵を受ける」と述べた。

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