OECD:中国に融資抑制の必要も-インフレ圧力と資産バブル防止で

経済協力開発機構(OECD)は 19日発表した報告書で、中国は景気加速に伴う資産バブルの発生やイ ンフレ圧力を防止するため、融資の伸びを抑制する必要があると指摘 した。

世界3位の経済規模を持つ同国の成長率は今年が8.3%の見込み で、6月時点の見通し(7.7%)を上回るという。OECDは来年の予 想を10.2%、2011年を9.3%とした。

報告書でOECDは「主要な上振れリスクは、09年の資金と融資 拡大で、特に不動産部門で需要が予想を上回る伸びを示すことだ」と 指摘。それが現実となれば、「インフレ圧力や資産バブル台頭を防ぐた め、融資条件を引き締める必要があるかもしれない」との見方を示し た。

OECDはまた、中国の融資急増が銀行システムのリスク増大に つながる恐れがあるとしたほか、人民元の対ドル相場は昨年7月以降、 実質的に固定されており、ドル安が続けば中国でインフレ圧力が増し、 貿易黒字も膨らむとの見通しを示した。

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