米大統領:米韓FTA発効に向け取り組み確約-議会の反対崩せるか

オバマ米大統領は19日、韓国と の間で合意した自由貿易協定(FTA)について、発効に向けた取り 組みを推進することを確約した。米韓FTAについては、米自動車業 界のロビイストや労働組合が韓国市場は十分、開放されていないと主 張し、発効に至っていない。

オバマ大統領はこの日ソウルで韓国の李明博大統領と会談後に共 同記者会見に臨んだ。今回のアジア4カ国歴訪中、保護貿易主義への 反対姿勢を示す最後の機会となった。米韓FTA合意は、米自動車大 手クライスラー・グループやフォード・モーター、ゼネラル・モータ ーズ(GM)のために韓国市場の一段の開放を求める米議会の反対で 批准に向けた動きが行き詰まり状態にある。李大統領は19日、自動車 業界に関する協議を再開する考えがあることを明らかにした。

米商業会議所は、このFTA合意が実施に移されなければ、輸出 額で350億ドル(約3兆1200億円)のほか、34万5000人の雇用が失 われると試算している。韓国は先月、欧州連合(EU)との間でFT Aの合意文書に調印。5年以内に貿易の99%での関税撤廃を目指して いる。

韓国輸入自動車協会によると、米自動車メーカーの韓国市場での 乗用車販売台数は昨年6980台で、市場シェアは0.72%。GMの韓国 部門であるGM大宇の数字は含まれていない。販売台数全体の約半分 を占めるのは同国最大手ヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)。 ヒュンダイと同社傘下の起亜自動車を合わせた米市場でのシェアは 10月に7.3%に達した。

米上下両院で過半数を占める民主党は、米韓FTA合意批准に向 けた採決を阻止している。下院歳入委員会貿易小委員会のサンダー・ レビン委員長(民主、ミシガン州)は、まず韓国が米国製自動車や冷 蔵庫などの工業製品に対する税制面などの規制障壁を取り除くべきだ と主張している。

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