ムーディーズ、銀行債の格付け方法変更-ゴールドマン債など格下げも

格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは、米シティグループやゴールドマン・サックス・ グループ、JPモルガン・チェースを含む銀行が発行した劣後債とハ イブリッド債、4500億ドル(約40兆円)相当を格下げする可能性が ある。

ムーディーズが電子メールで発表したところによると、同社は劣 後・ハイブリッド債の格付けの前提となる仮定を変更した。この結果、 世界の36カ国の170の「銀行ファミリー」が発行した債券の格付けを 見直しているという。ハイブリッド債の半分については3、4段階の 格下げの可能性がある。40%は1または2段階の格下げの可能性があ り、残りは5段階以上の格下げが検討されている。

ノムラ・オーストラリアのクレジットアナリスト、ベン・バーン 氏は「心配なのは、格下げによって機関投資家のポートフィリオ制約 に抵触するようになり、売りが余儀なくされることだ」と指摘した。 ただ、「ハイブリッド債が現行の格付けが示唆するよりも相当割安な価 格で取引されているところを見ると、売られるべきものの大方は既に 売却済みだとみられる」と付け加えた。

ハイブリッド債は債券と株式の両方の特性を持つ。ムーディーズ はハイブリッド債が当局によって株式に近い扱いを受け、低位の債券 については利払いが停止される可能性があることを前提に格付けを見 直している。従来は債券に近い扱いで政府による銀行救済によってハ イブリッド債保有者も救われると仮定していた。

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