ECBは来年終盤まで非伝統的措置の継続を-OECDが提言

経済協力開発機構(OECD) は19日公表した世界経済見通しで、欧州中央銀行(ECB)が来年終 盤になるまで政策金利を据え置くとともに、非伝統的な景気支援措置 を継続すべきだと提言した。

OECDは「現行の政策の組み合わせは2010年終盤まで維持され るべきだ」とした上で、「その後は景気回復の勢いが加速するのに伴 い、緊急の金融支援策を解除し、政策金利も段階的に引き上げるべき だ」と指摘した。

ECBは戦後最悪のリセッション(景気後退)に対処するため、 政策金利を過去最低の1%に引き下げ、カバードボンドの買い取りに 踏み切ったほか、市場に巨額の資金供給も行った。ユーロ圏の経済成 長率は今年7-9月(第3四半期)にプラスに転じたものの、政策担 当者らは、刺激策を性急に取りやめることによって、回復基調に水を 差したくないと考えている。

ECBのトリシェ総裁は5日、1年物資金供給オペを通じて事実 上無制限に市中銀行に資金を供給している措置について、来年は継続 しない方針を示唆。異例の措置は「適切な時期に段階的に解除される」 と語った。

OECDはユーロ圏の域内総生産(GDP)伸び率を今年がマイ ナス4%、来年はプラス0.9%と予想。11年の成長率はプラス1.7% を見込んでいる。

OECDは「経済活動が上向くペースは当初は漸進的なものにな る」としながらも、「金融市場の正常化や非常に緩和的な金融政策、 世界的な需要の増大に支えられて、11年には回復の勢いが増すはず だ」との見方を示した。

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