今日も乾杯!飲めば飲むほど男性の心臓病リスク低下-スペインの研究

肝臓病から手に負えない行動まで 社会的な悪影響をもたらすとされる飲酒が、男性の心臓病リスクを低 下させることが、スペインの研究で示された。しかも、飲めば飲むほ どリスクが軽減されたという。

4万1000人余りの成人を対象に実施されたこの調査によると、酒 類を問わず日常的な飲酒によって、深刻な心臓病を患う危険性は3分 の2程度に減少した。ハート誌に結果が掲載されたこの研究は、スペ インのギプスコア県の公衆衛生当局のラライツ・アリオラ氏が中心に 実施した。

飲酒が男性の心臓病を予防する可能性は、米国心臓協会(AHA) のストローク誌が昨年掲載した日本の研究でも示されている。ただ、 女性ではリスクが高まり、卒中のリスクは男女ともに高まったという。

今回のスペインの研究では、29歳から69歳までの男性約1万5500 人、女性2万6000人を対象に飲酒動向を分析。平均10年間にわたっ て対象者の健康状態を追った。その結果、飲酒量が普通から多い、あ るいは非常に多い男性では冠状動脈性心臓病のリスクが低くなること が分かった。ワイン以外の酒類も調査対象としたが、飲み物の違いに よる影響はなかった。

リスクは、飲酒歴があるものの現在は飲まない男性では10%低下。 1日当たりのアルコール摂取量がほぼゼロから5グラムと「少量」で は35%、同5-30グラムの「普通」では54%、同30-90グラムと「多 い」また90グラム超の「非常に多い」愛飲家はそれぞれ50%下がっ た。女性では統計上、大きな違いは見られなかったという。

スペインはビールとワインの生産で世界3位。1人当たりのアル コール摂取量は同6位だが、冠状動脈性心臓病による死亡率が世界的 に最も低い国の一つ。

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