金需要:7-9月に10%増、投資需要と宝飾品の購入拡大-WGC

産金会社が出資する業界団体ワ ールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、7-9月(第3 四半期)の金需要は前期比10%増加した。為替ヘッジのための投資 需要と宝飾品の購入が増えたことが要因。

WGCが19日発表したリポートによると、世界の金需要は

800.3トンに増加。このうち中国の需要は120.2トンに急増した。 総需要は前年同期比では34%減となった。昨年7-9月は、金相場 が下落するなか経済危機の影響を回避するための金への投資需要が拡 大した。

各国・地域の中央銀行や投資家が通貨価値の低下やインフレに対 するヘッジ手段として金を購入したため、金相場は今年、過去最高値 に達した。インドは先月、国際通貨基金(IMF)から金200トン を購入。モーリシャスもこれに続いた。スリランカ中銀は金を購入す る方針を示している。WGCは中銀によるドルから金への資産多様化 が進むと予想している。

WGCの投資調査担当マネジャー、ロザンナ・ウォズニアック氏 は18日のインタビューで、「相場は落ち着いてきており、従来の金 市場関係者の一部も高値に慣れてきた」と指摘。「欧米では経済的要 因が何よりも大きな材料になっている。投資資金の流入は金融業界の 不透明さや、資産の目減りを防ごうとする個人投資家にけん引されて いる」との見方を示した。

金現物相場は18日、最高値の1152.85ドルに上昇。7-9月の 平均は960.96ドルと、前期を4.2%上回った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE