政府、日銀審議委員に宮尾神大教授を提示-衆院議運委員長

政府は19日午前の衆参議院運営 委員会合同代表者会議で、12月2日に任期切れを迎える水野温氏日銀 政策委員会審議委員の後任に、神戸大学教授の宮尾龍蔵氏を起用する 国会同意人事案を提示した。松本剛明衆院議院運営委員長が国会内で ブルームバーグ・ニュースに明らかにした。

神戸大学のホームページによると、宮尾教授は1964年7月生まれ。 45歳。87年3月に神戸大学経済学部を卒業、89年3月に同大経済学 修士、94年11月に米ハーバード大で博士号を取得。専攻はマクロ政 策。日銀審議委員の定員は6人。現在は1人が空席となっている。

宮尾教授は2001年4月、ブルームバーグ・ニュースのインタビュ ーで、日銀が同年3月に導入した量的緩和政策について「日銀が現在 5兆円の当座預金残高を6兆円、7兆円に増やし、長期国債買い切り オペを増額しても、実体経済への波及メカニズムは働かないし、需要 に対する刺激効果は期待できない」と指摘していた。

また、「政府や市場の圧力に屈し、日銀が当座預金残高の目標や長 期国債オペに関する制約を緩めることにでもなれば、国債価格や円の 暴落といった副作用がより現実味を帯びてくる」と述べるなど、当座 預金残高や長期国債の買い入れ増額には否定的な見方を示していた。

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