NZドル:軟調、今月最大の下落率の公算も-世界経済への懸念が重し

19日の外国為替市場でニュージ ーランド(NZ)ドルは値下がりし、このままいけば終値ベースで今 月に入って最大の下落率となりそうだ。世界各国で発表された経済指 標で、世界的な景気回復ペースは鈍化するとの懸念が高まった。

オーストラリア・ドルは3日続落。豪政府が18日発表した2009 年7-9月(第3四半期)の賃金コスト指数が伸び鈍化を示し、豪準 備銀行(RBA、中央銀行)が利上げを継続する必要性が乏しくなっ たことが背景。同日発表の10月の米住宅着工件数は市場予想に反し て減少した。NZでは、最大野党の労働党が競争力のある為替レート を望むとの考えを示し、NZドル下落の一因となった。

クレディ・スイス証券経済調査部のエコノミスト小笠原悟氏は、 市場は米住宅市場の脆弱(ぜいじゃく)さと、豪ドルやNZドルのよ うな資源国通貨が買われ過ぎではないかという点を懸念していると述 べた。

豪ドルは、シドニー時間午後2時1分(日本時間同零時1分)現 在、前日比0.4%安の1豪ドル=0.9254米ドル。前日遅くのニュー ヨークでは0.9295米ドルだった。16日には一時0.9406米ドルと、 08年8月以来の高値を付けた。対円では、1豪ドル=82円54銭に 下落。前日は83円01銭だった。

NZドルは、前日比0.9%安の1NZドル=0.7395米ドルと、 10月30日以来最大の下落率となっている。円に対しては、同1%安 の1NZドル=65円94銭。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE