OECD:英中銀は政策金利を11年まで過去最低に維持を-報告書

経済協力開発機構(OECD)は 19日発表した報告書で、イングランド銀行(英中央銀行)は同国の景 気回復を確実にするため、2011年まで政策金利を過去最低の0.5%に 据え置く必要があると指摘した。

OECDは英国の景気回復について、「バランスシート調整に伴う 強い逆風」や依然として弱さが続く雇用市場、財政引き締めを背景に 「鈍いものになる」との見通しを示した上で、「政策金利の正常化は恐 らく11年に始める必要になるだろう」との認識を示した。

英政策金利について投資家は、10年7-9月(第3四半期)に0.5 ポイントの引き上げを予想している。イングランド銀は今月5日、資 産買い取りプログラムの規模を総額2000億ポンド(約29兆8000億円) に拡大したが、キング総裁は一段の資産買い取り実施に「予断を持っ ていない」と語った。

OECDは、イングランド銀の資産購入プログラムの規模拡大は 「回復を後押しするだろうが、その効果は不透明なままだ」と指摘。 「景気回復が確実となった際に支援の円滑な引き揚げを促すよう、信 頼に足る出口戦略の策定が今、必要だ」と忠告した。

OECDによれば、10年の英経済成長率は1%を「わずかに上回 り」、インフレ率はイングランド銀が目標とする2%を「長期にわたり」 下回る見通し。英政府の財政状況では追加の景気刺激策を実施する余 地はほとんどなく、財政赤字は来年、対国内総生産(GDP)比で13% に達する可能性があると予想している。

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