英国王室造幣局の金貨生産量:7-9月期は4倍-ドル安ヘッジ需要

英国王室造幣局の今年7-9月(第 3四半期)の金貨生産量が4倍強に増加した。ドル安の影響を回避し たい投資家からの金需要の高まりが背景にある。

ブルームバーグ・ニュースが情報公開法に基づく要請で入手した データによると、生産量は3万2735.8オンスと、前年同期の7500.2 オンスから急増した。1-9月期の生産量は前年同期比3倍強の10 万391.3オンス。

各国が第2次大戦後最悪の世界不況からの脱却を目指して金利を ゼロに近い水準に引き下げ、総額2兆ドルの景気対策を打ち出すなか、 金価格は9年連続の上昇を遂げる勢いを見せている。18日のロンドン 市場で過去最高値を更新し、年初来では約30%値上がりしている。一 方、ドルは主要6通貨のバスケットに対して7.8%下落している。

ダブリンに本拠を置く貴金属販売会社ゴールドコアの幹部、デー ビッド・ラッセル氏はインタビューで「金融システムに対する信頼感 が依然として全く欠けており、投資家は金に分散投資するメリットに 注目している」と指摘し、「比較的小口の投資家は、将来の不安として インフレの可能性があることを手掛かりにしている」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE