G7財務相・中銀総裁会議、2月にカナダ極北イカルウィットで開催へ

来年2月の7カ国財務相・中 央銀行総裁会議(G7)がカナダの極北地域で開かれることになっ た。凍った地面が解けることなく、冬の猛吹雪が数日間続くことも ある場所だ。

カナダのフレアティ財務相は18日、G7が2010年2月5-6 日に同国ヌナブット準州の州都イカルウィットで開催される予定で あることを明らかにした。同市は北極圏の南約310キロメートル地 点に位置する。同財務相は、主要議題は金融業界の改革と国際機関 の強化、世界経済の持続的な回復促進になると述べた。

カナダ環境省の上級気候学者、デービッド・フィリップス氏は、 「出席者らは飛行機で乗り込んでも、帰宅できなくなる可能性があ る。猛吹雪が1週間続いたこともある場所だ。多少リスクがあるが、 素晴らしい話の種にもなるかもしれない」と話す。

G7の開催地にイカルウィットを選んだのは、自国の北部地域 の認知度を高めようとするカナダの取り組みの一環だ。ハーパー首 相もまた、閣議や軍事演習を同地域で行うことで、北方におけるカ ナダの主権をあらためて主張することを表明してきた。

フィリップス氏によると、2月の平均気温はセ氏マイナス29 度。風が吹けば最大マイナス50度に低下し、肌を外気にさらして いたら5-10分で凍るという。

フレアティ財務相は、2月のG7では恐らく声明を発表しない だろうと述べた。20カ国・地域(G20)会議が国際的な経済政策 決定の主要舞台となる中、G7各国は前回10月の会合時に、今後 は会議と声明の数を減らす意向を表明していた。

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