効能警戒でマスク関連銘柄に連想売り、国民生活センターが調査公表

新型インフルエンザ対策として注 目されているマスクについて、ウイルス遮断の実際の効能に警戒感が 広がり、ダイワボウホールディングスやシキボウなどマスク関連銘柄 が下げた。

国民生活センターは18日、表示ほどウイルス遮断効果がない商品 が販売されている、と発表した。同センターによるテスト対象に上場 企業の製品はなかったものの、全体的なイメージ悪化からマスクに関 する代表的な銘柄が連想売りに押された格好。

ダイワボウの午前終値は前日比3.1%安の217円。一時6.3%安の 210円と4月24日以来の安値を付けたが、取引後半は下げ渋った。シ キボウは一時6.9%安の149円と7月21 日以来の安値、オーミケンシ は1.8%安の54円まで下げる場面があった。

国民生活センターのホームページによると、国内でのマスクの公 的な認証基準は防じんマスクに関するものだけで、風邪をひいた時や 花粉対策に使用されるマスクに公的な認証や基準はないという。同セ ンターは、「ウイルス対策」などと表示した15銘柄のマスクのテスト を実施したところ、ウイルスを防ぐ十分な効果を確認できたのは3銘 柄にとどまったという。全国消費生活情報ネットワーク・システムに は、マスクに関する相談が2004年度からの約5年間で771件あった。

販売数は3年前の約5倍、輸入品増える

ダイワボウ広報部の渡辺郁夫氏によると、調査対象となった15 銘柄のほとんどが業界団体に入っていない会社の製品。マスクの販売 枚数は、3年前は年間5億枚だったが、今年は約25億枚にまで伸びる 勢いとなっており、中国など海外からのマスクが増えているという。 渡辺氏は、「当社製品はテストの対象になっていない。業界団体では抗 ウイルスなどの検証方法を検討している」と強調した。

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