日農薬株が急落し連日安値、国内農薬苦戦で2期連続減益へ

:農薬専業の日本農薬株が大幅に 3日続落。国内の農薬販売が苦戦するほか、円高で為替採算も低迷す ることで、今期業績は2期連続の減益になる見通しと18日に発表。収 益環境の厳しさを嫌気し、前日比16%安の463円まで売り込まれ、連 日で年初来安値を更新した。

日農薬が09年9月期決算と同時に発表した今期(2010年9月期) 業績予想によると、連結純利益は前期比3.4%減の16億円を見込む。 ブルームバーグ・データにあるアナリスト5人の予想中央値27億円を 下回る。中国や韓国などアジア向けの殺虫剤を中心に海外販売は健闘 するが、国内農薬販売で競争が激化する厳しい事業環境が続くことが 響く。円高や各種コスト負担なども収益を圧迫する。

同社総務部のIR担当者によると、今期の海外売上高は前期比 12%増を見込むが、売り上げの7割強を占める国内販売は前期からほ ぼ横ばいの計画。海外ではアジアでの伸びが大きいが、同地域では低 価格の農薬が中心で相対的に採算が劣る。今期想定為替レートは1ド ル=90 円と、前期に比べ3円円高に見ており、約1億5000万円の原 価率アップにつながるという。このほか、ノウハウ技術料が今期は6 億円と、前期比で4億円減ることもマイナス要因。

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