米ウェルズ:入札方式証券、最大14億ドル買い戻しへ

資産額で米4位の銀行、ウェル ズ・ファーゴは18日、昨年の入札方式証券(ARS)市場崩壊で資 産が凍結された顧客に対し、最大計約14億ドル(約1250億円)を 返還すると発表した。

北米証券監督者協会(NASAA)がこの日明らかにしたところ によれば、ウェルズ・ファーゴは州証券監督当局と和解し、2008年 2月13日より前に同社のブローカー部門を通じて販売したARSを 買い戻すことで合意した。同行は発表資料で、罰金と経費190万ドル を支払うとしている。

NASAAによると、オレゴン、カリフォルニア、ジョージア、 ミズーリ、テキサス、ユタ、ワシントンの各州監督当局は、ウェルズ・ ファーゴ・インベストメンツがARSを現金や譲渡性預金(CD)、マ ネーマーケット・ファンド(MMF)に替わる安全で流動性の高い資 産だとし、顧客を欺いたかどうかを調査していた。NASAA主導の 下、各州当局は昨年2月以来、銀行に計610億ドルのARSを買い戻 させた。

テキサス州証券監督当局のデニス・ボイト・クロフォード長官は 電話取材に応じ、「投資家のために610億ドルを確保したのは素晴ら しいとしか言いようがない。この結果の影響の大きさには驚かされる」 と述べた。

同長官によれば、ARSを販売した大手銀との和解としてはウェ ルズが最後となる。昨年の崩壊前のARS市場規模は3300億ドルだ った。

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