オバマ米大統領、韓国との協議は自由貿易協定が焦点に-きょう会談

アジア4カ国訪問中のオバマ米 大統領は19日に最後の訪問地である韓国の李明博(イ・ミョン・バ ク)大統領との首脳会談に臨む。同日の自由貿易協定(FTA)に関 する協議が、保護主義に対抗する姿勢をアジア諸国首脳に示す最後の チャンスとなりそうだ。

ただこれは難題だ。韓国側が取り上げる議題の最上位の項目は、 2007年に署名された米韓自由貿易協定。同FTAは、米大手自動車 メーカーであるゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、 クライスラー・グループによる韓国市場へのアクセス拡大を求める意 見が相次いでいる米議会での承認手続きがこう着状態にある。両国は いずれも妥協する姿勢を見せていない。

オバマ大統領は、マレーシアのナジブ首相や中国の温家宝首相ら アジア各国首脳から、米国が貿易障壁の削減に取り組む立場を示すよ う迫られた。シンガポールで開かれたアジア太平洋経済協力会議(A PEC)では、同地域の自由貿易圏への参加や拡大に関心を示した。

ピーターソン国際経済研究所(PIIE)の上級特別研究員、 ゲーリー・ハフバウワー氏は「オバマ大統領側はきちんと話をした。 今後はそれを実行に移すかどうかだ」と指摘。大統領はソウルで米韓 FTAの批准を目指す姿勢を示し、「新たな突破口を実現する可能性 がある」と述べた。ただ、「それは米国に帰ってから厳しい状況に直 面することになる」と分析した。

米商務省によると、韓国は米国にとって第7位の貿易相手国で、 昨年の両国の往復貿易額は829億ドル。

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