セントルイス連銀総裁:米利上げ開始、2012年以降の可能性も

米セントルイス連銀のブラー ド総裁は18日、米金融当局が利上げを開始するのは2012年の初め 以降になるかもしれないとの見方を示した。一方で、「金利が低過ぎ る状態が長引いている」という議論に直面していることが、当局への 「大きな圧力」となる可能性があると指摘した。

同総裁はセントルイスでの講演で、「過去2回のリセッション (景気後退)を見ると、いずれの場合も米連邦公開市場委員会(FO MC)は金融引き締めを開始するまでに、2年半から3年の間を置い た」とした上で、「これを指標とするならば、次の引き締め開始は 2012年前半になる」と語った。

同総裁はさらに、いつ引き締めに転じるかの議論では、「低過ぎ る金利を長く維持し過ぎることが資産バブルを生み出す恐れがあると いう考えが、重要な論点になるだろう」と付け加えた。

同総裁はまた、米金融当局にとっての中心的課題は資産購入プロ グラムの調整だとして、「今後の金融政策の主要な課題は、インフレ を誘発することなく資産購入プログラムを調整し、同時に事実上のゼ ロ金利のなかでの景気への支援を提供していくことだ」と述べた。

ブラード総裁は、2012年の利上げ開始予想は、最近のリセッシ ョンがこの夏に終了したことと、FOMCが過去のケースと同様にプ ラス成長回復から利上げまでに約2年半-3年の時間を置くことが前 提となっていると説明。一方で、FOMCは今回、米当局が過去に低 過ぎる金利を長く維持し過ぎたという懸念を考慮するだろうとも述べ た。

米国の2009年7-9月(第3四半期)は3.5%のプラス成長と なり、同国経済のリセッション脱却が示された。

ブラード総裁は「世界、特にアジアの予想以上の成長が米成長に 寄与した主な要因だった」とした上で、個人消費と住宅セクターが安 定したことに加え、金融市場の緊張も和らぎつつあると分析した。

インフレ率については、現在はなお低いものの、国際商品市場の 変動性は非常に大きく、「インフレをめぐる不透明感は昨年秋に比べ 高い状態が続いている」との認識を示した。

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